ウーブンシティってなに?

社会政策


昨日2021年2月23日に、トヨタ自動車東日本株式会社(TMEJ)東富士工場跡地に創造する「ウーブンシティ」建設の地鎮祭を行ったことが発表されました。

その建設構想が発表されたのが、2020年1月、米国・ラスベガスで開かれたCES2020。
もうあれから1年も経過しています。

「Woven City」は、
・地上に自動運転モビリティ専用、歩行者専用、歩行者とパーソナルモビリティが共存する3本の道を網の目のように織り込む
・地下にモノの移動用の道を1本設置
・自動運転やコネクテッドカーのほか、次世代都市スマートシティーの情報基盤など先進技術を実装
・高齢者、子育て世代の家族、発明家を中心に、初めは360人程度
・将来的にはトヨタの従業員を含む2,000人以上の住民が暮らし
社会課題の解決に向けた発明がタイムリーに生み出せる環境を目指す、「ヒト中心の街づくりの実証プロジェクト」

他にも「あらゆるモノやサービスがつながる未来の実証都市」というように、『ヒト中心の街』、『実証実験の街』、『未完成の街』いろいろな形容があります。

約70万平方メートルの工場跡地を使った街ということですが、その広さのイメージが湧きませんが。



ウーブンとは


「ウーブンシティ」の「ウーブン」。
聞き慣れない言葉です。

元の用語は、weave、ウィーブ。
動詞ですから、「(織物を)織る、機(はた)を織る。」
あるいは、「 (道が)縫うように続く、(人が)縫うようにして進む。」
という意味で用いられます。

このweave の過去分詞ですから、形容詞として用いられていて
「組み合わさった糸あるいは細片の材料または他の要素により全体が作られる、組み立てられている」状態・モノなどを意味することになります。

ウーブンシティは「織りなす市」


WEBサイトでは「織り市」あるいは「織市」と表現されています。
本来は、日本語で表記せず、「ウーブン・シティ」と読んだほうが良いのではと思うのですが。
「市」も普通ならば「し」ですね。
「おりし」「しょくし」。
どちらもどうかな、という感じですね。

私は、「織りなす市」というニュアンス、感覚をもたせて読むほうがよいと感じています。
ヒト、クルマ、モノ、情報、社会「おりなすし」であり「おりなすいち」。

現状では、
WEBサイト:www.woven-city.global/jp
Facebook:www.facebook.com/WovenCity.JPwww.facebook.com/WovenCity.GL
で情報を仕入れることができます。

私も非常に関心を持っているプロジェクトですが、WEBサイトで、大まかでもいいですから、5年、10年単位くらいでの開発計画、工程表が示されていると良いのですが。
しかし、10年後も元気でいることができるか。
こちらの方が不安。
5年後くらいに、一度現地を訪問してみたいと思っていますので、それまでに何人くらいが住む街になっているか。
Facebookのページに「いいね」もしたので、時々チェックしてみたいと思います。

当記事に相応しい画像を、と思い、昨年のCESの中に何かないかと。
するとその時の豊田社長のプレゼンの動画が幸運にもありました。
その中から数枚画像にしてピップアップし、使わせて頂きました。

当然、その動画も、以下で見て頂けます。
これで、未来都市ウーブンシティの雰囲気が少し体験できるかと思います。
上の、WEBサイト、FBページでも、その動画を見ることができるようにすべきと思います。

⇒ CES 2020 Livestream: Introducing The Woven City | Toyota



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