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ベーシック・ペンション実現のためのカウンター・デモクラシーに取り組む5つの手順・条件

カウンター・デモクラシーとしての「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」とベーシック・ペンション実現-3

カウンター・デモクラシーとは、既存の選挙代議制民主主義への「対抗的」な民主主義のあり方であり、民主主義への「不信」を適切に組織し、選挙・代議制民主主義を挿話的(一時的、局時的)に正当化せず、それへのカウンターとして恒久的に追求されるべき新しいデモクラシーの実験的積み上げである。
(倉持凛太郎氏著『リベラルの敵はリベラルにあり』より)

ベーシック・ペンション宣言-1:日本独自のベーシックインカム生活基礎年金導入を(2020/12/1)
ベーシック・ペンション宣言-2:JBP導入で、社会保障制度や関連法はこう変わる!(2020/12/2)
ベーシック・ペンション宣言!-3:なぜベーシック・ペンションが必要かつ有効か(2020/12/3)
ベーシック・ペンション宣言!-4:ベーシック・ペンション生活基礎年金実現の方法、スケジュール(2020/12/4)
◆ (2020/12/5)

以上で宣言した、日本独自のベーシックインカム生活基礎年金「ベーシック・ペンション」の実現をめざす取り組みの一歩としてのカウンター・デモクラシー。
その在り方、進め方を考える<カウンター・デモクラシーとしての「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」とベーシック・ペンション実現>シリーズを始めています。

カウンター・デモクラシーとは:私たちにもできる民主主義とベーシック・ペンション実現をめざす暮らし(2020/12/6)
ひとりカウンター・デモクラシーの日常化とベーシック・ペンション(2020/12/7)
に続いて、今回は第3回目です。

前回、「法の支配」の必要性を提示されました。
弁護士である倉持氏にとっては、自身の守備領域であり、当たり前のこととして捉え、必要な行動を取ることが可能です。
ですが、それは、誰にでもできることではありません。
その前提・自覚をもって臨み、考え、行動すべきことを、肝に命じておく必要があるでしょう。

ということで、具体的に、現実的にどうカウンター・デモクラシーに取り組み、進めていくか。
そのために必要なことを同氏の論を軸にして見ていきます。
その内容を自分なりに整理して、それ自体条件でもありますが、5つのプロセス手順として以下取り上げます。


カウンター・デモクラシー実践のための5つのプロセスと方法


1.「法にこだわる」こととこだわり方

政策提案を「法」という「かたち」に表現することにこだわるのは、人の支配から法へ、日本社会の実質的な転換を図りたいからだ。権力者が誰になっても権力を統制できる基準を作りたい、人の善意にしか頼れない不文律と慣習という脆い規範に寄る社会を脱却したい。

倉持氏はこういうのですが、考え方が稚拙な私でさえ、同氏の思いは、果たしてどんなものか、と感じてしまいます。
権力者あるいは権力を目指す者にとっては、法は変えることができるもの、権力を持てば、自由勝手に変えるべきもの。
そんな不遜な考えを、当然のように持っているはずです。

内閣法制局に、権力者たる自分たちの思うように法の解釈を変えさせてしまうことを見てきているはず。
法を作るのも、変えるのも、運用するのも「人」であり、結果的・究極的に「人」「権力者」の意識に帰結するという面は払拭できない。
そう私は思っています。

ですから、一旦理想的な法が成立し、運用されるようになっても、それを維持し続ける政治体制を、今は問題が多い議会制民主主義に委ねざるを得ない。
そう思います。

ですから、「良い法の成立と運営にこだわる政治主体の形成・維持」に「こだわる」ことをむしろ起点とし目標ともすべきではないでしょうか。
もし現在その良い法律、望ましい法律がない場合、現行法の改正または新法制定のための政策立案に「こだわるべき」、となります。

2.「コンテンツを蓄積する」ために必要なプレーヤーの参画

さて政策立案が必要となれば、そこに携わるプレーヤー、例えば、弁護士や研究者などの当該分野の専門家に加え、対象領域の当事者・経験者、分野は異なるが周辺隣接領域の専門家などを巻き込んで、チームを組むことが望ましい。

と同氏。
ごもっとも、です。
もとより、その必要性は当初より感じており、強く意識もしています。

日本独自のベーシック・インカム、ベーシック・ペンションの提案においては、専用デジタル通貨の管理に必要な技術を含め、関連する社会保障制度・福祉制度の改廃、諸税・日本銀行法などの改正など、非常に広範な知識や技術が必要であり、そのため、専門分野のエキスパートは絶対に必要です。

一方、それらの導入や改正を実現するために必要な、当初は「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」(以下「女性の会」)をカウンター・デモクラシーとして形成し、ネットワークを広げ、活動を進めていくうえで、やはり相当広範な領域の当事者の方々をバックアップする専門家、研究者の皆さんをそれぞれの分野・領域で必要とします。
それらの方々なしには、政策提案まで行く着くことは、簡単なことではありません。

3.プレーヤーによるコンテンツの制作と蓄積、そその前提としての言い出しっぺ、発起人の必要性


例えばベーシック・ペンションに関しては、今までは、私個人が運営するブログサイト、https://2050society.com とFacebookグループを「プラットフォーム」として開設運営することで、自分でできる範囲でのコンテンツの積み上げを図ってきました。
前者は、だれもが参加できるプラットフォームではなく、情報発信のためのプラットフォームと言うべきですが。

当然これから先は、さまざまなプレーヤーが増えていく必要があります。
倉持氏も「コンテンツ(内容)」と「プラットフォーム(議論の場の設定)」両輪の必要性を掲げます。

ただ、「女性の会」のコンテンツの私個人レベルでの蓄積は未着手です。
女性ではない者の立ち上げていいものかどうか、と迷っていることも理由です。
女性の発起人でないと形にならない、説得力がない、などとこだわっていること自体どうなのか・・・。
言い出しっぺは私ですが、発起人には複数の、できるだけ多くの女性になって頂きたい。
その発起人をお願いしたい方々は、たくさん?いらっしゃるのですが。
そろそろ恥を承知で、ある意味、迷惑を顧みず、実行すべき段階かと考えてはいます。
これをお読み頂いている方々に、自薦他薦どちらも大歓迎ですので、発起人に!と仰る方がいらっしゃれば、ご連絡ください。
お願いします。

4.「プラットフォームを持ち、運営する」こととその方法


と書きましたが、やはり、仮のプラットフォームは必須と思います。
近々、「女性の会」のFacebookグループを形式的にですが開設する予定です。

ベーシック・ペンションの方は、一つのプラットフォームであるFacebookグループに参加頂ける方が増えていくことが必要ですが、まだまだの状況です。
これも大きな課題です。
他のBI論を展開する方々との意見交換が必要なのですが、現状、それぞれにおいて法律案レベルでの政策立案にまで及んでいる例は、稀です。
そろそろ、疑問や異論を持つ方との交流も起き始めていますが、やはりプレーヤーのバリエーションが少ないので、問題が偏った議論になってしまうことが予想されます。
もちろん、その偏る部分が重要な点であることは当然であり、必然ではありますが。

運営するブログへのvisitor数とpageview数は、毎月増えてきていますが、まだまだ恥ずかしいくらい少ない状況で、方法を含め、積み重ねが必要と認識しています。

とここまで、私の課題の現状を主に書いてきました。
倉持氏の論述では、同氏が弁護士であり、政治家との付き合いが多々あり、まさに「法」をテーマとしてプラットフォームを形成し、プレーヤーを増やしつつ、コンテンツ作りを進め、まさに政策立案・法案作りに邁進し、コンテンツを完成する事例が、複数紹介されています。
まさにプロの世界の話です。

大事なのは、ここまでの段階で法制局の関与はともかく、特定の議員の「手柄」のような形での関与は一切していないことだ。とにかく広く問うにはなるべく議員が関わらない方が良い。政党なんかもってのほかだ。議員や政党の永田町ルートに巻き込まれた瞬間にコンテンツはまったく本質的ではない様々な横槍によって、生命力を失う。 云々・・・


1ランクも数ランクも高い次元の話です。
私たちのレベルは、まだまだそこまでは遠いもので、むしろ社会問題の改善・解消は、そうしたところからの出発と考えるべき。
そう考えています。
それで良いと思っていますし、またそうあるべきとも。

5.シビック・テック活用の展開へ!


これらの倉持氏実践の事例は、現状の私には現実的に考えられないのですが、こうした経験を踏まえてかどうか、次に以下、同氏は提起します。

組織に頼らずとも不特定多数を「動員」できるのがカウンター・デモクラシーの文脈におけるオンラインやソーシャルメディアの強みだとすれば、「デモ」への呼びかけだけにその効用が消費されるのはあまりにもったいない。既存の政策コンテンツに反対したり賛成したりするだけではなく、自らコンテンツを作っていくためのプラットフォームの構築に、デジタル動員の力を使わせてもらえばよい。

そのためには、シビック・テックが必要だ。
シビック・テックとは、シビックとテックをつなげた造語。
市民自身が、テクノロジーを活用して、行政サービスを始めとした「公」の問題や、様々な社会問題を解決する取り組みである。


いよいよここから、という感じです。

ただ、いきなりZoomを使ったオンライン・ミーティングというのも尚早。
やはり、SNSをフル活用して、ということで、興味関心をもって頂ける方々を増やし、パーティシペント、プラットフォームへの参加者を増やすことからと思います。
そして、その方々に、コンテンツ作りにも加わって頂く。
そのコンテンツも、2段階想定すべきかと考えています。
自由に、自身の経験・体験を元にした意見や悩み・問題を書き込んでもらう一次情報。
それらの一次コンテンツを用い、改善方法や法律の改定内容などに一歩進めて意見を出し、議論し合う第二次情報化。

これを積み重ねていけば、恐らく、公開グループではなく、非公開のグループを設定して、政策提案・法律提案をめざすプラットフォームが必要になると思われます。

もう一つ、介護や保育、生活保護などジャンル別にプラットフォームを細分化する必要も、段階的に出てくることも想定しておくべきと考えます。

もちろん、この取り組みは、ネット上で行うものです。
そこでのコンテンツの一部を再利用して、プレーヤーをどんどん増やす努力を積み重ね、カウンター・デモクラシーの質と量を蓄積し、望ましい民主主義を行使・実現する基盤を強化・拡大していくわけです。

書くのは、イメージするのは簡単ですが、実際には、辛抱と時間がどれほど必要になるでしょうか。

シビック・テックの方法について、もう少し事例を読み取ったり、自分で調べたりすべきですが、今回は、その認識をしっかり持つことで終わりたいと思います。

同書では、シビック・テックの一つのモデルとして、一般社団法人PMI(Project Management Innvatoin)を上げていますが、これもいきなりこのレベルというわけにはいかない事例です。
パブリックセクター(官僚・政治家・弁護士・政策関係者等)とイノベーター(スタートアップやベンチャー経営者、テクノロジー技術者)というプレーヤーでの構成ですから。
何より、改善・改革すべき政策・法律・行政の当事者がプレーヤーであること自体ありえない話ですし。

というわけで、私たちは、前回述べた「ひとりカウンター・デモクラシー」の気持ちを持つ方々の参加を得て、市民グループとしてのカウンター・デモクラシーから始めることになります。

ただ、今あまりTwitterを活用していないので、課題と考えています。
しかし、それよりも中心になる女性プレーイング・マネージャーを探すことのほうが、多分、重要であり、最重要課題に違いありません。

次回は、今回の延長になる行動の在り方など、もう少し具体的に考えることにします。

<参考>:BI実現のためにここまで考えてきたこと

『リベラルの敵はリベラルにあり』から考える、個人の生き方と社会の在り方-1(2020/10/18)
政治的なるものと日常生活における個人と社会:『リベ敵』から考える-2(2020/10/21)
生身の弱い個人とそのアイデンティティを救えないリベラルの弱み:『リベ敵』から考える-3(2020/10/22)
包摂すべきリベラル、が陥る排除の論理:『リベ敵』から考える-4(2020/11/14)
「リベラルの敵がリベラル」の根拠と対策:『リベ敵』から考える-5(2020/11/20)
リベラル・女性主体会派・ベーシックインカム、社会問題解決のための三段論法:『リベ敵』から考える-6(2020/11/25)
分断を生むネット空間で女性層や無党派層をグループ化できるか:『リベ敵』から考える-7(2020/11/25)

コロナ下、閉塞感・独裁化が募る日本を変えるために不可欠な政治改革実現、唯一の方法-1(2020/11/21)
「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」創設を:政治改革実現、唯一の方法-2(2020/11/22)
「平和と社会保障と民主主義を守る女性市民の会」綱領・政策試案:政治改革実現、唯一の方法-3(2020/11/23)
リベラル・女性主体会派・ベーシックインカム、社会問題解決のための三段論法:政治改革実現、唯一の方法-4(2020/11/24)
分断を生むネット空間で女性層や無党派層をグループ化できるか:政治改革実現、唯一の方法-5(2020/11/25)

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ベーシック・ペンション、日本独自のBI実現をめざすクラウド・ミーティング
にご参加ください。
また、お友達・お知り合いにもご紹介ください。
これも実は、カウンター・デモクラシーの活動の一つです。
お一人ひとり、着実にネット上での緩やかで強固な繋がりができていくことを楽しみにしています。
ご確認とご参加は、こちらから

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