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NATIONAL POLITICS

ひとりカウンター・デモクラシーの日常化とベーシック・ペンション

カウンター・デモクラシーとしての「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」とベーシック・ペンション実現-2

カウンター・デモクラシーとは、既存の選挙代議制民主主義への「対抗的」な民主主義のあり方であり、民主主義への「不信」を適切に組織し、選挙・代議制民主主義を挿話的(一時的、局時的)に正当化せず、それへのカウンターとして恒久的に追求されるべき新しいデモクラシーの実験的積み上げである。(倉持凛太郎氏著『リベラルの敵はリベラルにあり』より)

ベーシック・ペンション宣言-1:日本独自のベーシックインカム生活基礎年金導入を(2020/12/1)
ベーシック・ペンション宣言-2:JBP導入で、社会保障制度や関連法はこう変わる!(2020/12/2)
ベーシック・ペンション宣言!-3:なぜベーシック・ペンションが必要かつ有効か(2020/12/3)
ベーシック・ペンション宣言!-4:ベーシック・ペンション生活基礎年金実現の方法、スケジュール(2020/12/4)

以上で宣言した、日本独自のベーシックインカム生活基礎年金「ベーシック・ペンション」の実現をめざす取り組みの一歩としてのカウンター・デモクラシー。
その在り方、進め方を考える<カウンター・デモクラシーとしての「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」とベーシック・ペンション実現>シリーズを始めています。

前回の
カウンター・デモクラシーとは:私たちにもできる民主主義とベーシック・ペンション実現をめざす暮らし(2020/12/6)
に続いての第2回です。

政治と政党に不信感を持ちつつ、民主主義には「選挙」しかないと思っている私たち

現状の与野党の政治体制、代議制民主主義では、多くの社会問題の改善・解決には多くを期待できない政治(らしきもの)への不信。
倉持氏は、こう指摘します。

国会議員は信頼できない。だから、政治はやりたい人に任せておけばよいとは思わない。とはいえデモで政治が変わるとは思っておらず、自分自身、選挙以外の政治参加経験もない。結局政治を変えるには、投票しかないのではないか。

こう思っている人が多いと。

確かに、無党派層・支持政党なしのグループに属する多くの人々は、似たりよったり、そんなところでしょうか。
ところでここで「グループ」と言いましたが、それは、同じ志・気持ちをもった人たちが自発的に、あるいは集合をかけられて参加したわけでは、当然ありません。
だれかが、勝手にそういうアイデンティティのグループを結成し、そこに無理やり、ご当人の意志など無関係に押し込んだわけです。
言えることは、選挙が行われる時の政治・社会・経済情勢で、こうしたグループの人びとは、投票しないことを含め、一つの投票性向を発揮すること。
だから、既得権政治家と政党は、政局を選挙とからめて、無理やり作り、無理やり投票を引き込もうとするか、投票しない選択をさせるかのムードを作ろうとするわけです。

これが、乱れて爛れた現代の政治の罠、どっちにも転びそうで、まあ大きな変化はそうは望まない、ということになります。

しかし一方、こうも言っています。

現在世界的傾向として、若者が民主主義を「良いもの」とはみなさなくなっている傾向があるという。実際にどのような悲惨な史実があったかとは別に、軍政や独裁、もっといえば「ライトな(軽い)」独裁を志向する若者が増えているという。


「ライト」と言っていますが、どうしてどうして、その結果は、「ネトウヨ」グループに吸収されてしまうことになるでしょう、選挙において。
結果民主主義を否定していることになるのです。
軽々しく考えてはどうにもまずいような気がします。
「軽い」というより「右」のライトの方の間違いではないかと。
ならば、選挙までただ待っているようではいけない、という気持ちが少しは起きてきそうです。
残念ながら、来年の衆議院選までには、こうした状況は変わりそうになく、変えることもできないでしょうが。

「法にこだわる」以前に、「法が必須」のはずの政治への不信がはびこる社会


そして、その対抗として倉持氏は、「法の支配」の必要性を強調します。
氏は、2015年の安保法制阻止活動に弁護士として野党と参加しながら、それが叶わなかった時の苦い経験を糧にして、以後の皇室典範改正での対案作りに携わり、一定の成果を上げることができたことを紹介します。

そう。
単に反対するのではなく、対案を作成し、提示し、議論を起こし、影響を与える、という運び、手順です。
その後も、共謀罪・外国人労働者問題、会社改正法などの議論にも関わってきたことも示し、憲法改正については、立憲的改憲という憲法構想を示します。
まあ、ここはそのテーマを論じる場ではないので省きます。

野党は「対案シンドロームに陥るな」「相手の土俵に乗る必要はない」「問題点を追求すれば十分だ」という姿勢を貫いており、それを変えることがなかった。その意味で、与党と野党とは、安全保障政策の方向性は違えども、「法の支配」の軽視、立法府としての役割不全という点では、同じ穴のムジナだった。

「こりゃあかんわ!」です。
お話にならない。こんなリベラルとはおさらばです。

「議員立法」という言葉があるように、国会議員の重要な仕事の一つが、法律案を議会に提出し、審議に持ちこむこと。
次に、提案された法案が適切・適正かを審議すること。
そして国民から委ねられた政権政党による政治と行政が、適切に行われているかどうかをチェック評価し、望ましい形に改善・改革することを求めること。

いうならば、国会議員は、それらの「ジョブ型」職種の代表みたいなもの。
決して、単に国会あたり、永田町あたりでうろつき回っている「メンバーシップ型」職業ではないはずです。
言い換えると、国会議員は、専門分野の法律のスペシャリストでなければならない。
政治不信になって当然と言えましょう。

しかし、前回の
カウンター・デモクラシーとは:私たちにもできる民主主義とベーシック・ペンション実現をめざす暮らし(2020/12/6)
の中で、<「法の支配」の要件とハードルの高さと民主主義>として、述べたように、私たち一般人には、法の支配自体にも不信感を抱いてもいるのですが、正直、難しそうでよくわからない、という方が当たっているかもしれません。


日本型ベーシック・インカム実現に必要な法、「生活基礎年金法案」を作ってみた

でも、ベーシック・ペンションと名付ける前に、日本型ベーシックインカムを生活基礎年金とし、この制度を導入するには、その法案を国会に提出し、審議し、採決を経て可決成立という一連のプロセスを踏む必要がある。
そのくらいのことは考えます。

ならば当然、その法案を私案として作成すべきと、実際に当サイトに以下をアップしました。(PDFファイルも納めています。)

ベーシックインカム「生活基礎年金法・前文」第一次私案まとめ(2020/9/15)
ベーシックインカム「生活基礎年金法・本文」第一次私案まとめ(2020/9/16)
但しその後、ベーシック・ペンションと名称を決め、内容も修正を重ねてきており、何とか今月そして今年いっぱいには、第2次案をまとめたいと考えています。

法という厄介な代物をどう味方に付け、どう活用するか


しかし、いずれにしても素人の法案がそのレベルでいいかどうか、専門家の意見を聞き、望ましい内容に修正する必要が生じます。

実は、ここまでのプロセスで、ある左派BI論者が、私がその法律案を「ですます調(体?)」で書いていたのを見咎め、「法律ではデスマスは使わない」と指摘してきました。
「えっ?」
私はこう回答しました。
「現状の法律表現は、上から目線であり、かつ分かりにくい。ならばその法律を変えればいいではないですか」と。
かの左派BI論者は何とか書士で法律に詳しく、国会の予算委員会で参考人として発言したことがあることを自慢気に語っていますした。
そして、自らのBIを、良いBIとして、月額7万円支給で、現状の生活保護制度等すべての社会保障制度はそのまま残す、という主張にこだわっていました。
財源がないから、所得税増税には限度があるから、という理由で。
生活保護制度のスティグマやミーンズテスト、低捕捉率問題、その他必要とする諸々の社会保険・社会保障制度の改善・改革は見てみぬ振りのスタンス。
この程度なんですね、リベラルの感覚は。

また道を逸れ、ミチクサをしてしまいました。

カウンター・デモクラシーを身近に感じる方法。
その出発点は、さまざまな政治・行政に問題を感じたら、その改善・解消には、ほとんど現状の制度・法律を改定する必要があるということを知ることから、と思います。

ひとりカウンター・デモクラシーは、始まっている


どうすべきか、どう変えるか。
その内容や希望をまず整理して、何かに表現してみる。
もうそれがカウンター・デモクラシーを日常生活で無意識に、肩に力を入れることなく、やってみる。
例えば Twitterで、例えば Facebookで、例えば無料ブログで。
それと関係しているような、ネットで気になった情報をチェックしてみる。
それが、自分自身の仕事や暮らしと関係していれば、より身近な、あるいは自分自身・自分の家族のこととして関心を持ち、意見や感想も湧いてくる。

自分カウンター・デモクラシー生活をそれとなく。
多分、皆さんは既に、ひとりカウンター・デモクラシーをやっているに違いありません。

その経験・体験、そして日常をどうこなしていくか。
目標・目的とまでいかなくても、希望・願望、あるいは提案レベルにメモしたり、記憶したり・・・。

それをどうするか、どう活かすか、そしてどう受け止めるか・・・。

次回、いよいよカウンター・デモクラシーを具体的に進める上で、どんな工夫が必要か、見て、考えていくことにします。


<参考>:BI実現のためにここまで考えてきたこと

『リベラルの敵はリベラルにあり』から考える、個人の生き方と社会の在り方-1(2020/10/18)
政治的なるものと日常生活における個人と社会:『リベ敵』から考える-2(2020/10/21)
生身の弱い個人とそのアイデンティティを救えないリベラルの弱み:『リベ敵』から考える-3(2020/10/22)
包摂すべきリベラル、が陥る排除の論理:『リベ敵』から考える-4(2020/11/14)
「リベラルの敵がリベラル」の根拠と対策:『リベ敵』から考える-5(2020/11/20)
リベラル・女性主体会派・ベーシックインカム、社会問題解決のための三段論法:『リベ敵』から考える-6(2020/11/25)
分断を生むネット空間で女性層や無党派層をグループ化できるか:『リベ敵』から考える-7(2020/11/25)

コロナ下、閉塞感・独裁化が募る日本を変えるために不可欠な政治改革実現、唯一の方法-1(2020/11/21)
「平和と社会保障と民主主義を守る女性の会」創設を:政治改革実現、唯一の方法-2(2020/11/22)
「平和と社会保障と民主主義を守る女性市民の会」綱領・政策試案:政治改革実現、唯一の方法-3(2020/11/23)
リベラル・女性主体会派・ベーシックインカム、社会問題解決のための三段論法:政治改革実現、唯一の方法-4(2020/11/24)
分断を生むネット空間で女性層や無党派層をグループ化できるか:政治改革実現、唯一の方法-5(2020/11/25)

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これも実は、カウンター・デモクラシーの活動の一つです。
お一人ひとり、着実にネット上での緩やかで強固な繋がりができていくことを楽しみにしています。
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