ひとり生き、ひとり死に、多死化社会を考える3冊紹介

介護制度、高齢化社会

今年に入ってから新書を入手する頻度が高くなっている。

在宅ひとり死のススメ』(上野千鶴子氏著・2021/1/20刊)『多死社会に備える: 介護の未来と最期の選択』(長岡美代氏著・2021/1/15刊)『「一人で生きる」が当たり前になる社会』(荒川和久氏・中野信子氏対談書・2020/12/20刊)。2月から3月初めにかけて3冊、斜め読みした。

学者、ジャーナリストの著書と、そして独身研究家と今乗ってる脳科学者との対談書。

対談書だけが昨年12月刊で、あとの2冊は今年1月刊の新刊。

共通するテーマは、一人で生きることと死ぬこと、そしてその個人的かつ社会的連鎖としての多死化社会。

前2冊は、高齢化社会の延長線上での介護と看護、そして死に至るまでをテーマに、関連する制度と個々人の意識を確認しながら、望ましい在り方を提起する。

対談書の方は、生き方としての一人、結婚しない生き方、結婚できない生き方を基本テーマにしつつ、ひとり死に方までを視野に入れる。

ただ独身研究家の書だけに、その基本は、選択としての一人の生き方が主題である。
加えて、独身研究家の面目躍如たるさまざまな調査分析が、繰り広げられており、ひとり生き推奨かつ応援書の性格が強い。
良いのか、そうでもないのか分からぬが。

中野氏の関わりが、脳科学者としてよりも、むしろ(既婚だが)女性(の一人)として、と捉えた方がよいような印象を受けた。

当サイトの主たるテーマと関連する書なので、いずれ個々に取り上げたいと思っているが、具体的な予定は未定です。

高齢者だけでなく、あなたもいずれ高齢になるという人々にも、そして一人で生きている人、一人で生きたいと思っている人に、そして結局、すべての人に、自分のこととして読んで頂けるのでは、と・・・。

なお、今回の4氏による他書は、何冊か過去に入手しており、今回の各書について取り上げるときに、併せて紹介します。

この記事は、初めにスマホから投稿し、後からPCで補正と若干の追加を行ったものです。

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