男性社会改造への途:女性にしか社会は変えられない-1

社会政策

「女性が社会を変える10年計画」兼
「女性国会議員4割実現10年計画」私案-1



初めから分かっていたと言えばそうなんですが・・・。

このサイトは、2050年までに望ましい社会を構築することをさまざまな観点から考え、提案し、少しでもその現実の流れができていくことを願って、今年4月に開設し、やってきています。
一部、それ以前に投稿した形になっている記事もありますが、それは、その時期に運営していた別のサイトへの投稿記事を転載したものです。
今は、過去の他のサイトはすべて閉鎖し、このサイト1本に集中しています。
これも、実は、高齢男子の断捨離の一環です。

さて、種々考える内、というか、考えれば考えるほど、それらの実現(ほとんど改革を必要とすることばかりなのですが)のためには、政治を変えなければどうにもならないことばかり、となるのです。

最近の投稿は、圧倒的にベーシックインカムについて多くを占めます。
でもそれも初めから考えていたことではなく、種々の社会問題を考えるうち、その中のそれなりの部分が、ベーシックインカムで改善できるのでは、と考えたためです。

でも、結局、ベーシックインカムを実現するためには、どうしても政治を変えなければ、いくら主張しても、どうあがいても、ムリなんですね。

保育・少子化、介護・高齢化、貧困・格差、働き方・教育、等々。
結局、すべて政治が変われば、改革・変革は可能になるのです。
ここでの政治は、当然、議会制民主主義に則っての国会・立法府と内閣・行政府により行われるもの、国政です。

とすると、女性国会議員が半数入れば、間違いなく政治は変わり、日本は変わります。
まあ、半数いなくても、どうでしょう、4割いればまったく異なる政治が行われるのではないでしょうか。

ということで、
「女性が社会を変える10年計画」あるいは、「女性国会議員4割実現10年計画」というイメージが浮かんできました。
決して、ベーシックインカムを導入することが目的・目標ではありません。
さまざまな社会問題を、政治によって変えることが目的です。

そのために、女性にいろいろお願いしなければ・・・。
そう思い、どんな観点からお願いするのが良いか、何をどう投げかければよいか思い浮かんだテーマをメモ書きしてみました。

1.高学歴女子は、どこへ行くのか
2.地方と東京、どっち?
3.女性だけの会社をどんどん創る
4.妊娠・出産だけに残る性別役割分業も拒否しますか
5.保育・育児の社会化、どう考え、どう対応するか
6.女性各世代、残っている人生をどう使いますか
7.ジェンダー論、昔の家父長制の話など、必要ですか
8.つまらない男、責任感のない男は捨てよう
9.仲間づくりの上手さをどう活かすか
10.育児、介護と仕事の両立をどう考えるか、どう対処するか
11.母子世帯生活、どう克服する
12.共働き夫婦の自分流の形創り
13.専業主婦としての生き方はベスト?
14.政治に関心はありませんか?
15.リーダーシップ、マネジメントを担うのは嫌ですか
16.保育士・介護士等職種グループの組織化を
17.女性非正規雇用の人たちのネットワーク化を
18.女性学者・研究者・ジャーナリストへの期待とお願い
19.女性公務員・女性官僚としてウチから変える
20.NPO法人等の活動の先
21.海外で活躍する女性、海外居住日本人女性への期待
22.女性国会議員、女性首長、女性地方議会議員をどう使うか
23.女性国会議員4割化へのシナリオ
24.仕事の価値観、生きがい・働きがい、人生観、生涯設計
25.単身世帯、夫婦世帯、家族世帯というライフステージ
26.女性高齢世代の生き方
27.世代継承、継承社会という課題への向き合い方
28.コロナ禍や自然災害被災から考えること、学ぶこと
29.過去には戻れない、今を生き、明日を考える
30.子どもに何を伝えるか、何を委ねるか
31.政治と社会にどう向き合うか、政治と社会とどう付き合うか


単に思いつきを書き連ねました。

少し整理しつつ、2030年には、女性国会議員が4割を占め、いよいよ望ましい社会変革に取り組む基盤ができることをイメージして、勝手な思いとお願い・提案をシリーズ化していこうと考えています。


変革すべき男性社会の根源

課題先進国、などというどこか誇っているような用語を、政治でも行政でも恥ずかしげもなく使っている日本。
もしかしたら、結構多くの学者も何故か使っているんですね。
「先進国」という表現自体に驕りを感じます。
課題を認識しているなら、とっとと解決して、「問題解決先進国」とモデル化すればいいのに、放ったまま。
これ男性社会の特徴です。

責任回避社会であり、問題先送り社会を形成しています。
私は、モラトリアム社会とも言っています。
子どもとさほど変わりません。
今どきならば、子どもの方がしっかりしているかもしれない。
本質は、「課題解決先送り・無責任後進国」男性社会国家というわけです。

その原因の一つは、多くの男性には、ある意味、リアリティがないんですね。
働くことが生活、役割と思っているので、育児や介護、衣食住などの日常での家族生活・世帯単位の生活上の問題や悩み等に関するリアリティが欠如している。
もちろんすべての男性がそうというわけではありませんが、かなり多くの男性が課題無感覚・無関心型になっている。
そこでは、当事者意識が欠落しています。
相手を思う気持ちに通じる想像力ももちろんない。
想像しようとも思わず、イメージ化する能力もないのです。

男性政治家や男性官僚、男性公務員などは、その典型のような気がします。
民間企業においても、大手企業は、育児支援制度や介護支援制度でかなり本気でバックアップするようになってきているので、当事者意識を持つようになってきてはいるでしょう。
ただ、中小企業は、そこまでのバックアップはないことが多く、当事者意識は希薄です。

一方、女性は毎日がリアリティ満載で、それに働くこと、働く現場での女性としてのリアルが迫ってきます。
孤育というリアルやシングルマザー世帯の厳しいリアルに悩むお母さんもいます。
保育や介護の現場での仕事と家庭のリアルをダブルやトリプルで抱える女性も多いでしょう。
そうしたリアルを抱える人びとの課題改善・課題解決することこそ男性の仕事であるはずなのに、モラトリアムを決め込んでいるのです。
たちが悪いのは、そういう意識がないこと。
そういう社会に、男性が放りっぱなしにしている。
付ける薬がない状態が常態化しているのです。


さまざまな社会問題解決には、当事者である女性の参加・協力・行動が必要


そこで、多くの社会問題の改善・解決に取り組むためには、多くの生活場面・仕事場面で、その問題の被害や不利益をリアルに受けている当事者である女性の認識と改善・解決活動への何らかのリアルの参加・協力が必要だということです。

コロナ禍で、一気に、社会問題が拡大し、いままでの不全の社会システム等が顕在化しました。
それ故に、問題解決への取り組みを、先送りせず、着実に進めていく必要があります。
その行動は、国政に反映させるもの、国政を動かすリアルのレベルにしていかなければならないというわけです。

ということで、女性の力に頼って、望ましい社会に変えていくための10年計画、「女性が社会を変える10年計画」を、上記の種々の視点・観点から考え、構成し、この秋のメインテーマにしていきたいと思います。
10年後には、女性国会議員が4割以上占めている。
そういうイメージを持ち続けて、その実現に繋がるような問題提起・提案ができればな、とも。

できれば、女性の皆さんからご意見やご提案を頂ければ、より深く考え、より現実、リアリティを捉えた提案に精度を上げていけるのではと思っています。
どうぞ宜しくお願いします。

<女性にしか社会は変えられない>シリーズは、
「女性が社会を変える10年計画」兼「女性国会議員4割実現10年計画」
でもあります。
そのシリーズの初期のラインアップは、以下でご覧いただけます。

・安倍内閣において喧伝された女性活躍推進の実態とこれからの在り方を考えた第2回はこちら
⇒ 女性活躍推進政策を女性自身はどう感じてきたか
・女性国会議員輩出のための基盤作りとして、経済活動における女性のあり方について考えた第3回がこちら
⇒ 常態化した女性高学歴社会への期待と主体的な社会経済活動参加の先
・女性政党創設の準備として女性会議を提案したのが第4回目のこちら
⇒ 「平和と社会保障と民主主義を守る女性会議」(仮称)創設のご提案

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