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加速する出生数減少と超少子化社会:「しない、できない、したくない結婚・出産」社会のこれから


出生数86万4千人は想定外?想定内?

少子化と高齢化。
どちらにも「超」が頭につく時代進行がまっしぐら。
過去の政策が間違っていたとか、実態が想定をはるかに上回り見通しが甘かったとか・・・。
過ぎてしまったことは、録画再生して一時停止してやり直すようにいかないのは分かりきっていること。
何もしなかったわけではないでしょうが、そのほとんどが役に立たなかっただけ・・・。

何しろ、相手が人間というやっかいで、ある意味単純な生き物なのだから。
そして、人間まとめてどうこうする、どうこうできるモノではなく、一人ひとり、個人個人のこと。
それに、実際に子どもを産んでくれる女性と、産んでもらう男性との組み合わせが必要なことなので、問題は、ちょっと複雑化する。

という社会。
ついに、一昨年初めて100万人を割って大きく問題とされた年間の出生数が、昨年2019年には、なんと90万人を一気に下回り、86万4千人に。
関係官庁や専門研究機関・専門家にも想定を上回る減少で、ショックだったようだが・・・。


結婚できない、子どもをつくれない理由が増え、大きくなっていく時代と社会

◆女性の高学歴化と就労による晩婚化・非婚化
◆男性の非正規社員化・雇用流動化等による経済的不安、低所得化等による結婚・子どもを持つことへの不安の増大
◆大都市への人口集中、地方の現役世代の減少による結婚・出産数の減少
◆前項を背景とする男女の出会いの機会の減少
◆格差結婚、離婚等と社会保障・社会福祉制度の不十分さが招く、子どもを持つことへの不安拡大

・・・

こうした理由は、細かく上げればまだまだ出てきますし、それらが複数絡み合ってもいるわけで・・・。

該当する人たちにも、その不安・悩みの深さや考える程度にも差があり、実際の暮らし方等状況にも違いがある。
それを称して多様化と言えなくもないのでしょうが、個人個人にとっての選択肢は決して多様ではないだろう。

かと言って、上述した原因それぞれに対する確実な処方箋があるわけでもなく、何かしら手を打っても、打ったつもりでも、あまりにもコトが大き過ぎ、深過ぎ、漠然ともし過ぎ、つかみどころもなくて・・・。


結婚したくない、子どもを持ちたくない人が増えていく世代と社会

こうした状況・諸事情が、一応、結婚したい、子どもが欲しいけれども、という人たちにおいてのこととして。
これに、端から、結婚したくない、子どもは持ちたくない・欲しくないという人たちが加わり、また増えることも予想されるわけで、残念ながら、より深刻化・深層化することは当然、想定内のこととしなければいけない。

結婚したくない理由、子どもが欲しくない・持ちたくない理由。
「なんとなく」という人もいるかもしれませんが、基本的には、結婚や夫婦生活が煩わしい、育児が嫌・面倒、子どもが嫌い、夫や妻・子ども・家族に拘束されたくない、等ということ・・・、だろうと、結局。

当然、ネガティブな考えとしてしまうが、そうでなく、「自由に生きたいから」というポジ思考での選択もあることは、しっかりと受け止めておく必要はありる。

でも思うに、結婚・子育て・家族に対して否定的な感覚を抱いている人の多くは、自分の子ども時代の家族にまつわる生活に、あまり良い思い出がない、それをよく思う経験がそんなに持てなかった・・・。
そう言うと言いすぎだろうか?

そうした事情・経験をベースに、しない・持たないを選択し、自由に生きることを志向したとすれば、ある面、ネガティブ思考・指向。

であるならば過去の経験を反面教師にして、自分は、自分なりに、あるいはパートナーと協力して、望ましい、素敵な夫婦・家族・家庭を創る!
そういう生き方、結婚・家族形成を志向するポジ派にならないものか、なってくれないか、と余計な、勝手な思いが・・・。


非婚・非家族形成、ソロで自由に生きていく上で必要な認識と覚悟


もう少し大きなお世話を承知で言わせてもらえば・・・。

年金保険料・健康保険料の負担で、自身の親を含む、先行する高齢世代を支えてくれていることに感謝をしながらも・・・。
あなたが高齢になり、年金や介護や医療で、あなたの次世代の現役世代やその後継世代の負担で支援を受けることになった場合、その支援する世代の中に、あなたの血縁者はいない・・・。

そんな状況の想定をどう思うか、支援を受けることにためらい・矛盾を感じることはないか・・・。
自由に生きて、高齢になっても、重度の要介護になっても、誰の力も負担もあてにせず、年金も、医療も、介護も制度支援を受けず、加えて、それらを返上してでも生きていけるか・・・。
万一働けなくなった場合には、どうするのか、どうできるのか・・・。

それ相応の覚悟をもって、計画をもって、今から稼ぎ、蓄え、備えつつ、自由に生きていくか・・・。

結婚や子どもをもち、家族・家庭を形成して生きていくことは、決してそのための手段・保険ではないが・・・。
しかし、状況として、結果としてそうなる可能性がある、その含みあるとも言える・・・。


子ども・育児に不寛容な社会と性別役割分業制に対する批判・非難

新しく保育所が自分の家に近くにできるとなると反対する。
電車などにベビーカーで乗車する親子を迷惑そうにする。
入れたい保育所にはなかなか入れない。
保育所は、労働条件・就労環境が厳しく、保育士が慢性的に不足している。
家庭での育児・家事の妻への負担がなかなか軽減されない。

まだまだ育児や子どもを持つこと、結婚することへの不安・心配要因が、子ども・育児への不寛容になった社会、性別役割分業への男性サイドの意識の不変・硬直性などにもある。
その指摘も一面では当たってはいるでしょうが、それが子どもを持つことを断念させる、諦めさせる根本的な要因と言い切れるだろうか?

その多くは、改善可能でしょうし、改善されつつあるでしょうし、解決・対策が可能な課題も多いと感じる。
また、一部の良識を欠いた人、エゴ丸出しの人の暴論、偏向行動によるもの。
どの時代にも存在する輩の話というべきかとも・・・。

加えて、それらの問題は、ある意味際限のない、かつ常に再現される可能性もあるモノ、コトと考えておくべき、そう思う。


ということで、本質・根源は、一人ひとりの意識の持ち方、生き方に拠っている・・・。

そこで、その意識・意欲に影響を及ぼすであろう諸要因・要素をどう改善・改革していくかが、政治や行政の課題に・・・。
(それが甘いままなのが問題なのですが。)

そして、生き方・考え方の部分で、有形・無形の社会や企業・団体・個人の行動・思想・情報がどう発信され、影響し、あるいは消化され、費消されていくか・・・。

私もその内の、先行世代に属する個人として、この課題について考え、表現していくことにしたい。

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