東京オリンピック1年延期とプロ野球日程変更検討を

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もうどう頑張っても、(表現が適切でないと承知していても)どうあがいても計画通りの開催はムリ。
スパッと諦めて、延期実施の方策作りに着手すべきことは、客観的に妥当だろう。

中止では、今まで準備してきたコト、投資してきたカネなど、多くがムダになり大きな損失が発生することは明らか。
ならば、なんとか早期に中止・延期を決断し、マイナスをプラスに転じさせる再計画作りに取り組めば良い。

真夏の開催で酷暑が不安視されていたことや、水質問題が解消されていなかったこと、他にもこのまま開催する上での問題・課題が多く残っていたはず。
すったもんだしたマラソンの実施開催都市もその例。
ならば、1年延期することで、課題も改善し、加えて、より成功度・納得度を高める改善や問題解決にかける時間ができる。

そう考えるべきだろう。
無論、延期が言うほど簡単ではなく、さまざまな問題があることは当然だ。

当然だが、選手の問題が第一に挙げられるだろう。
延期となれば、悲喜こもごもの事態・状況が発生するが、極力すでに決定している選手を優先するとして、他の選考等において、公平・公正性を図ることを理解してもらうしかない。
事情は分かっているのだから。



他には、財政面での
・東京都が主に支出し整備した新設競技会場の維持管理費
・それらで開催後の転利用・譲渡などで目論んでいた収益
・開催のために活用予定の築地市場跡地問題
など。
また大会後マンションに改修し、2023年から入居を予定していた晴海の選手村。
そして、来年2021年の各種競技それぞれの大会競技日程との関連。

まあ、取り上げればきりがないくらいの問題があるだろうが、まったくゼロからの開催・実施計画を考えることと比べれば、楽なものだろう。
そう考えるべきであり、延期の結論を早く出せば、一層再計画作りに余裕が出、より良い大会に改善できるだろう。

上述した東京都の課題は、知恵を出し合えば、よりよい解決策が生まれるだろうし、カネで済む問題は当然なんとでもできるはず。
マンション計画も、日程変更すればよいこと。

年内と延期開催時までの利用や対応も、コロナウイルス禍対策と並行して考えるべきこと。


東京オリンピック・パラリンピック、2021年9月・10月開催を提案

1年延期と言っても、現状の日程をそのまま1年移行するのは利口ではない。
プロ野球やJリーグなど、通常の年間日程をかなりムリに変更して、日程化した経緯がある。
それらのムリ、不自然さも、最少になるようにしたい。
それぞれの競技の世界大会やツアーの2021年の日程の調整も、今からなら十分可能だろう。

やはり、40度を超えるのが珍しくなくなった真夏の開催計画は、クレージーだった。
選手はもちろん、観客も、ボランティアも、大会運営サイドも、警護もみな命がけの大会というリスクがあった。
それを少しでも緩やかにしたいし、すべきだろう。
もちろん、開催月を変えても、別の自然災害が発生しないという保証はないが。



プロ野球は、オリンピック延期を前提に、日程計画変更に着手を!

NPBプロ野球は、Jリーグと協力・調整して種々検討するということだが。
取り敢えず、プロ野球に限って述べれば・・・。

すぐに、今年のオリンピック開催はない、という前提で、全日程の再編成に取り組むべきだろう。

どうだろうか。
リーグ戦の開始は、ゴールデンウィークからくらいとしては・・・。

一応、5月1日開幕とし、以降の日程は、今すでに決定しているカードそのままの日程を残す。
オリンピック開催中カードを組んでいなかった期間に、3月4月実施予定の日程を挿入する。
もちろん、オールスターゲームは中止とする。

それで収まりきらないカードがあれば、クライマックスシリーズを今シーズンはなくしてその期間で対応する。

まあ、4月中にコロナウイルス禍が日本国内において終息するという保証はなく、万一そうならなかったらどうする?と指摘される。
そうなれば、当然そうなるまでにどういう展開になるか、すべきか議論されるから、それに応じて対応するしかない。



コロナウイルス禍で変わるプロスポーツのあり方

ヨーロッパ各国のプロサッカーリーグも相次いで中止となった。
メジャーリーグもしかり。

無観客試合など、興行で成り立っているプロスポーツなのだからありえない。
プロスポーツの危機とも言える状況を呈している。

しかし、球場・競技場に観客を呼べないとなれば、課金制のネット配信ビジネスとして考えてもよいし、一部では、一面では、すでにそれは導入されている。

立場を変え、見方を変えれば、選手が、ネットを通じて観戦する観客の表情や歓声を感じることができるようなシステムができてもおかしくはない時代だ。

仮の話として、1試合の観戦課金額が、100円程度なら払ってもいいような気がする。
好みのカメラ位置、アングルを選べる。
100万人見れば、1億円の収益。
コンテンツビジネスとか考えれば、不自然さはないし、今よりもビジネス規模が大きくなる可能性がある。

eスポーツが認知され、ビジネスとして拡大局面に入りつつある段階。
コロナウイルス禍は、いろいろな変革課題を投げかけていると考えてよい気がする。

(参考) 新型コロナウイルス禍が引き起こす社会経済システム改革-2:集客型ビジネスのあり方を変えるコロナウイルス禍



いずれにしても、東京オリンピック・パラリンピック開催問題。
開催日が次第に迫ってくる中で、聖火がどう、選手の選考がどう、というニュースが毎日入ってくるのもどういうものか・・・。
選手のもやもや感・不安感の一日も早く払拭し、気持ちの整理や切り替えができるようにしてあげることこそ、いま一番必要なこと。

IOC、組織委員会は、そこんところよく考えて行動すべきだろう。

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