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紳士は「真摯」という言葉を軽々しく使ってはいけない:次世代に伝えては、教えてはいけないNGワード(1)


「しんし」を漢字で書くと、どんな用語が思い浮かびますか?

すぐに思いつくのは「紳士」。
最近はそう感じさせる人が少なくなった気がする、かな?

次に・・・。
なかなか、出てこない。
漢字変換では、いくつも候補が並んでいるが、あまり普段は目にしない、使わない用語が多い。
そのなかの一つ。
「しんし」という言葉を耳にすることが多いが、こう書くのかと確認するのが「真摯」。


いつの頃からだろう、政治家や企業経営者が、お詫びの気持ちを示す記者会見や会議・インタビューの場で「真摯に受け止め」「真摯に反省し」という表現を必ず使うようになったのは。

「しんし」?

意地悪な見方・考え方をすれば、果たしてどれだけの人が、とりわけその言葉を発する人の何人が「真摯」という漢字を、すらすらっと書くことができるか?
より穿った見方・考え方をするなら、外の誰かがこの「真摯」用語を用いて原稿を準備した時、「しんし」、と正しく、意味を理解した上で、読むことができるか?

ここまで多くの人が、簡単に、真摯に受け止め、真摯に反省されると、聞く方は、ますます真摯にそう受け取ることができなくなっていることに、ご当人たちはまったく気づいていない。
まあ、そんな御仁(本当は、輩=やからと呼びたい)は、細やかな気付きができない人だからこそ、いとも簡単に、言葉だけでの反省とお詫びができるのだが・・・。


真摯、摯の意味を確認しておくと


真摯。
まじめでひたむき。
嘘、偽りがない。
こと、らしい・・・。

摯、一文字では。
まじめ、まこと。
とる、手に持つ、つかむ。
にえ(神への供え物、あいさつの贈り物)。
会見のときの礼物。
だそうだ・・・。

こう常用語化、慣習語化すると、「ふまじめで上っ面」な気持ち・態度を意味する、正反対の用語になりつつある、いや、なってしまっているのかもしれない。
絶対、記者会見などでの「真摯」発言は、真摯には感じられないし、受け止めれないよね。

なるほど、会見の時に儀礼的に添えておけばいいもの、ということか・・・。
神への冒涜のような感じがすることさえある・・・。

紳士たるものは、決して「真摯」という言葉を、軽々しく、簡単に使ってはいけない。
なんとかその場を取り繕い、簡単に責任逃れができると思っている、そんな不真面目な大人たちを、次世代の人たちは、決して真似てはいけない。
まあ、多分、もうそう大人たちを軽蔑して、白々しく感じているに違いないだろうが・・・。

でもね、結構、大人になると、真似しちゃうんだよね、便利な言葉だから。

だから、先行世代は、今からしっかり、「真摯」という言葉を、後世に、次世代に伝えてはいけない、教えてはいけない、使ってはいけない!

難しい、すらすらっと書けない漢字用語を、反省用語として使う人は信用できない。
とすると、政治家のほとんどや、不祥事を起こす企業のトップや官僚の多くが信用信頼できない・・・。


紳士たるもの、とは?


ことのついでに「紳士」。
知らなかったので「紳」という漢字の意味を調べてみた。

ふとおび(太帯)。
からだを真っ直ぐに伸ばすおび。
高官が用いる礼装用のおび。
転じて
地位・教養が備わった立派な人。
インテリ、知識人。

なるほど、それでか。
自分では地位があって、インテリで教養があると思い込んでいる人ほど、自分では紳士の部類だと勝手に思っているからこそ、「真摯」という言葉を使いたがるんだ!
合点が行った!

そういう紳士には、決してなってはいけない。



なお、紳士というと男性のみを指して不公平と思われるかもしれないが、決してジェンダーを意識して、男性のみを指しているいるわけではない。

むしろ、紳士淑女と、あえて「淑女」と併記して用いる方が問題と考えるゆえ。
ちょうど、最近は女性にも、「○○氏」と「氏」を付けて名前を呼ぶ、表現するのが当たり前になったことと同様。
紳士は、男性女性双方を示す言葉と真摯に受け止めたい。

次回のNGワードは、「真摯」を挙げるなら、こちらの方を先にすべき、という声が聞こえてきそうな、あの用語、だ!?

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