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劣化する国会議員・国会・議院内閣制:絶対不可欠の政治システム改革-1

【2030年の社会システム改革シリーズ1】


夫婦で国会議員を選出する選挙民と選挙制度の愚


公職選挙法違反で、国会議員秘書が逮捕。
法解釈変更で定年延長して総理に覚えめでたい検事総長が選ばれたことで、なんとかお咎め無しで収まると思っていたそのご夫婦。
それでも「議員を頑張る」と、のたまわったそうな・・・。
法相としての資質を疑われた過去もある夫は衆議院議院で、今回の逮捕事犯の当事者である妻は参議院議員。

こうした輩が国会議員であること自体恥ずかしいことだが、それよりも夫婦とも国会議員にさせた、選んだ地域と有権者こそ恥と思うべき。
立候補する当事者、推薦し、選んでしまう人たち。

根本的には、地域・地元への利益誘導を期待しての選挙行動なのだが、こと国政において、それが民主主義のあり方と無感覚になってしまっている時代・世代を振り返り、その根底にある問題点を整理し、変革すべきと考えざるをえない。


劣化が止まらない国会議員、大臣の資質を高めるための選挙制度改革と議院内閣制度改革を

紋切り型に、国会議員の世襲や多選を批判するつもりはない。
要は、それに値する人材・資質であれば何ら問題はないのだが、そうではない例の方が圧倒的に多い。
結局本質的には、それを許す、地域誘導型の選挙システムがある限り変わらないのだろう。

地方区という議員割当システムはもちろんあっても良い。
一定割合であるべきだ。
しかし、地元のためだけに働く国会議員しか選ばない選挙システムは、国を、国政を危うくする。
かといってお国第一と、日本の存在価値と意義を高めることばかりを願いとし、目標とする議員ばかりとなるのも恐ろしい。

もちろん、クォーター制として課題となるように議員の男女構成比をイーブンになるように改革することも考える必要がある。

その次元で行くと、いわゆる負の面で指摘されるシルバー民主主義に歯染めをかけるために、年齢・年代別議員構成システムも考えられてもよい。


専門分野を持つ、エキスパート国会議員枠を選挙制度に

しかし、その2つの要素の組み入れと併せて、変革をもたらしたい、議員と大臣に求める要件がある。

経済に強い議員、社会保障や労働問題を専門とする議員、教育や保育に強い議員、外交やグローバル社会を専門とする者、等など、研究や政策提言などの専門領域を持ち、見識・能力を持つ議員で、国会メンバーが一定数構成されるべきということだ。
国会議員に必要なのは、そうした専門分野を持つ、エキスパート議員と呼ぶことができる人材だ。
そしてその中から、各省庁の大臣が選ばれ、就任する。

これまでの新首班による組閣や改造内閣における大臣の選出は、派閥人事、年功人事、論功人事、権力者の差配(覚えめでたい人、仲が良い人、ヨイショの上手い人・忖度に優れた人など)などのおよそ非論理的・非合理的要素がほとんど。

マスコミに過去何かしら叩かれても、ウヤムヤにすることが風土化された議員お友達システムのおかげで、待望の大臣に就任。
でも結局、ほら見たことかと、化けの皮が剥がれ、墓穴を掘り、で辞任。
何度、何十人こうしたムダが、時間と国費が費やされてきたことか。

先生、先生と呼ばれ続けてきた先生方。
いったいなんの先生なのか、先生だったのか・・・。

こうした辞任劇を起こした場合、本来なら、官僚が新任大臣にレクチャーした時間とそのコスト、滞ったあるいは空白を招いた国政時間とコスト、そして不適格だったが得たその就任期間の大臣手当など賠償・返却責任があるはず。

ましてやそれを任命した総理には、報酬の何割かがカットされる罰則があるべきはず。
しかしそうした責任を問うシステムについてや、繰り返される愚を改めるべきという議論も、いまだかつてなかった。

こういう次元の低い、資質を欠いた議員と政治システムそのものが劣化し、望ましく機能させることができなくなっていることを問題にすべきなのだ。

新型コロナウイルス禍で揺れ、不安がとどまる気配がない2020年。
並行して取り上げ続けられる、A長期政権とその取り巻きが関わる多様な事件・事犯・事象・話題。

そして打ち出される種々の政策とそれらに関係するさまざまな社会システム、経済システムや行政・地方自治との関係。



大きな問題が多様・多面に噴出し、望ましく機能していないのは、やはり危機感・責任感に乏しい、劣化していることに無自覚な、内閣で象徴される為政者・権力者と、与野党問わず資質に欠く国会議員の諸先生方に、この社会システムと政治システムの一応の手続きで選ばれた者として、それなりの、魅力や余録?があるからだろう。
本来の役割や責任・成果実績など、根本的に問われないシステムでもあるから。

では、2030年の政治システムはどういう形が望ましいか。
本来なら、そうした分野に興味関心を持ち、政策提言できる国会議員に担ってもらうのが理想だが・・・。
あるいは、その分野のエキスパート国会議員をめざす研究者にやってもらえれば、それ非常に望ましいのだが・・・。

次回、先行世代の一人として、2030年はこうなっているといいな、という一個人の思いを少し整理してみたい。

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