個人加入の生命保険。
年1回は、営業担当が個人の自宅に来て、保険内容の確認を行うことをルールにしている、というやつ。
私も妻も、自動車セールス営業、損保の契約更新を含めこうした担当者の自宅訪問は好まない。
別にコロナ禍でそうなった、そうしたわけではなく、自宅に迎え入れ、したくもない世間話などをし、お茶やお菓子を用意しなければいけないこと自体が、不可思議、面倒、時間のムダ等、いろいろ思うことがあるから。
コロナ下では、心身の健康状態が芳しくないというのもあるが。
昨年は、コロナを理由に断ることができ、先方も納得。
今年は、コロナで断ることもできたが、基本的に受け入れる気にはならないので、可能ならオンラインでと言ったら、オンラインも可能でということで、事前にメールのやり取りで日時を決定。
妻も、私が終わった後連続してやることにして、合理的に。
で、今日が当日。
事前の話では、スマホにショートメールでパルワードが送られてきて、事前に送られてきていたURLから開いた画面の所定欄に入力して確認作業を始める。
こう理解していたのだがショートメールが時間が迫っても来ない。
でスマホを眺めていると電話が入っていた。
折返しかけたら、これから電話でパスワードを言うので、それを入力して欲しい、と。
ええっ?
想定外のこと。
しょうがなく初めに教えてもらったのを入力したら、接続は失敗しました。
数度のあと、別の番号を教えてもらい、こちらはOK。
で「スマホの電話を切って画面からのやりとりに」と言ったら、スマホの電話は接続のままにして、会話は電話を通じてと。
なんという不便、不合理。
これでは真のオンラインではない。
その後、紙ベースで見たことがある資料画面、処理画面に移り、訪問時とほぼ同様の流れでの説明と確認作業。
途中、火災保険や自動車保険はどこか利用しているかどうかの質問。
あるに決まっているし、切り替える必要もないし、そそくさと先の処理作業を進め、私の分は終了。
(営業担当も、昔は必要なかったことを、グループ会社化で営業商品が増えて大変!)
一端、処理画面を終えて、妻の処理画面に切り替え。
同じプロセスなので、ササッと進めるが、登録すべき事項も何件かあり、妻ならば決してスムースにはできないが、私は自分の時に経験済みでもあり、ササッと住所、電話番号などの入力と次ページへの処理を次々に。
やはり、オンライン対応・オンライン処理は、誰もができるものではないな、と。
特に、電話回線を開いたまま、インターネットと両方でのオンラインでは、合理性も効率性もない。

先方の新任の女性担当もあまり経験がないためか、横に男性スタッフがサポートでついている。
終わった後考えたのだが、今日は土曜日で、一般的に生保の営業所は休業のはず。
そういえば、深ヨミかもしれないが、オンラインでのやり取りには、他にだれもいないほうが良いのではと、先方から事前日程打診で、土曜日案の提案があったのを思い出した次第。
そういえば、ともう一つ加えれば、よくよく初めのURLから開いた初期画面に、「通話料金」が発生するとあった。
これが、電話回線経由での会話方式によるものを示していたわけだ。
大企業組織の生損保でも現状はこんな具合。
DXは、まだまだこれから、という感じ。
証券・金融・生損保などは、DX最先端であるかとイメージするが、どうやら、生産性を営業担当の頑張りに未だに頼っている現状もこうしてあるわけで、総じて日本の労働生産性の低さに貢献していることを、はからずも気付かされた感じ。
そもそも営業担当依存度がまだ高い、アナログ・ビジネスではあるわけです。
未だに、証券会社からの営業の電話や新任営業担当の戸別訪問は続いているし。
恥ずかしくて、アナがあったら入りたくはないのかな。
デジタル化も半ば。
アナログ半分、デジタル半分のアナデジというお話。
くだらない、デジり、イジり話でした。
今回は、これで。
お後が宜しいようで。

次回、もう一つ、こちらは「カンアナ」の話を。
カンペキ、カンゼンなアナログの話になります。

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